ドゥードルアート:スタイル、画材、20のアイデア
ドゥードルアートとは、線や模様、小さなキャラクターなどの気ままな繰り返しで構成されたイラストのことです。全体を細かく計画せずに描き始めるのが特徴です。代表的な5つのスタイルがあり、ペンが1本あれば始められます。それぞれのスタイルで試せる20のアイデアを集めました。

ドゥードルアートとは
ドゥードル(doodle)は、もともと「考え事をしながら無意識に描く落書き」のことです。ドゥードルアートは、それをあえて作品として描くスタイルです。紙一面や身の回りのもの、写真などに、次々と連なる模様を描き込んでいきます。決まったモチーフはありません。手描きのタッチ、繰り返しのリズム、少しブレた線の手作り感こそがドゥードルアートの魅力です。
線画のドゥードル
ペン1本、線の太さは均一、輪郭線だけで描くスタイルです。
- 一筆書きのポートレート ペンを紙から離さずに顔を描きます。紙よりも描く相手の顔をよく見ましょう。思いがけない線のゆがみこそが味になります。
- 手の等高線マップ 自分の手の輪郭をなぞったら、地図の等高線のように手の形に沿った線で内側を埋めていきます。
- 植物が伸びるイニシャル 自分の名前のイニシャルを袋文字で描き、その角やつなぎ目からツタや葉っぱを生やすように伸ばしていきます。
- 波線のページ 平行な波線でページを埋め尽くし、途中の1本の線だけ別のリズムに変化させてみます。
パターンのドゥードル
小さなモチーフを繰り返し描いて、面を埋めていくスタイルです。
- 1つの点から広がるマンダラ 中央に点を1つ打ち、花びらやドット、三角形の輪を外側に向かって少しずつ大きくしながら広げていきます。
- 魚のうろこ 半円を重ねて並べ、3つに1つの割合で内側に小さめの弧を描き足します。
- 9マスのパターン格子 3×3のグリッドを描き、ドット、ストライプ、チェック、渦巻きなど、マスごとに違うパターンで埋めます。
- 縁取りのリピート 葉っぱや星などの小さなモチーフを1つ選び、ページの四隅をぐるりと囲むように繰り返します。
タングルパターン
枠をいくつかの区画に分け、それぞれを異なる繰り返しパターンで埋めるスタイルです。「ゼンタングル」という技法で広く知られるようになりました。
- ひも分けとパターン埋め 正方形の中にゆるやかな曲線を引いて区画を作り、それぞれのエリアを異なるパターンで埋めていきます。
- 陰影をつけた球体 丸をびっしり敷き詰め、すべての同じ側に三日月状の影を描き入れて立体感を出します。
- タングルアニマル フクロウや猫、魚の輪郭を描き、毛並みの代わりにしま模様、波模様、ドットなどで中を埋めます。
- 白黒の同心円 円を同心円状のリングに分け、ベタ塗りの黒と細かい模様を交互に配置します。
キャラクターのドゥードル
表情豊かな小さなキャラクターを、ぎっしり群衆のように描くスタイルです。
- モンスター集結 まず適当な形の丸やしずくを10個描き、それぞれに違う目や歯、手足を描き足していきます。
- 顔のあるモノたち トースターやスマホ、観葉植物などに目や口を描き、それぞれに表情豊かなキャラクターに仕立てます。
- 豆の自画像 自分自身を豆の形にして描き、自分の髪型、メガネ、お気に入りのセーターを着せてみます。
- 小さな群衆 丸と数本の線だけで描いた小さな人々をページいっぱいに並べ、それぞれ思い思いのポーズをとらせます。
写真へのドゥードルアート
実際の写真の上にイラストを描き足すミクストメディアです。写真に写っているものに合わせて自由に描き込みます。
- 手描きのコスチューム 写真の中の人の頭の角度に合わせて、王冠やマント、動物の耳を描き足します。
- 枠の外への広がり プリントした写真をノートに貼り、木の続きや道路の先など、写真の外側の風景をそのまま描き足していきます。
- ひょっこり覗くモンスター マグカップや観葉植物、肩の後ろなど、写真のモノの影から小さないたずらモンスターをひょっこり覗かせます。
- 空への落書き シンプルな青空や夕空の余白に、惑星や軌道の輪、星などを描き込みます。
ドゥードルアートに使う画材
- 0.3〜0.5mm程度のミリペン(極細ペン):線画やパターン、タングルの描き込みに向いています。
- 筆ペンや太めのマーカー:くっきりした輪郭やキャラクターの描画に便利です。
- 下描き用の鉛筆と、黒や濃い色の紙にハイライトを入れる白色のゲルインクボールペン。
- 紙は手近なもので構いません。ドット方眼のノートがあると、パターンを均等に描きやすくなります。
- スマートフォン:写真に直接ドゥードルを描き込む際に使えます。
Tadaで写真にドゥードルアートを描く
iPhoneアプリ「Tada」のDraw機能なら、指先で写真に落書きを描くだけで、その線が動き出します。描いた線がそのまま手描きアニメのようにプルプル動くMy lines(無料)か、AIが可愛い動くドゥードルに仕上げてくれるMake it cute(AI tada 1 回)を選べます。保存をタップすると、写真アプリにLive Photoとして書き出されます。
自分で描かずに完成度の高い手描きレイヤーを重ねたい場合は、Add effectsにある2つのAI ルックがおすすめです。元の写真はそのままに、動く手描きイラストを追加してくれます:
- Sun & Moon:被写体の頭の上に、微笑む太陽や眠たげな三日月、小さな惑星や軌道、星々を配置します。筆ペンマーカーに白いステッカーの縁取りがついたような質感です。詳しくは太陽と月のイラストをご覧ください。
- Crayon Cosplay:メインの被写体に王冠や魔女の帽子、マント、動物の耳などの手描きコスチュームを着せ、周囲にピンク、黒、白のパステルクレヨンで描かれたドゥードルを散りばめます。詳しくはクレヨンイラストをご覧ください。
AI ルックの生成には1回につきAI tada 1 回を消費し、約1分かかります。生成の際、写真はTadaの提携AIサービスに送信されます(初回生成時に確認画面が表示されます)。詳しくはプライバシーをご覧ください。
よくある質問
ドゥードルアートとは何ですか?
全体を細かく計画せず、気ままな線や模様、小さなキャラクターなどを繰り返し描いて広げていくアートのことです。ノートの1ページや身近なモノ、写真の上などに描いて楽しみます。
ドゥードルアートを始めるには何が必要ですか?
紙とペンさえあればすぐに始められます。線画や幾何学模様にはミリペン、くっきりしたキャラクターには筆ペンが適しており、大まかな構図を決める鉛筆があると便利です。
ゼンタングルとドゥードルアートは同じものですか?
ゼンタングルはドゥードルアートのスタイルのひとつです。ゼンタングルが小さな区画の中に決まったパターンを規則正しく描くメソッドであるのに対し、ドゥードルアートは自由な線画やキャラクター、写真への描き込みなど、より幅広い表現を含みます。