絵本風イラスト:4つのスタイルと15のアイデア
絵本風イラストの魅力は、表情豊かなキャラクター、温かみのある色彩、そして文字が入る余白にあります。その多くは、ガッシュ、水彩、インク、切り絵という4つの手法から生まれています。それぞれの特徴と、描いてみたくなる15のシーンアイデアを紹介します。

絵本らしさを生み出すポイント
- 感情やポーズがはっきりと伝わり、どのページでも同じ姿で描かれる主役キャラクター。
- 温かみのある、少し落ち着いた少なめの色数。
- 文字を入れるスペースを残した、シンプルな背景。
- 気持ちを物語る構図:大きなものを見上げる視点や、小さく心細い姿を見下ろす視点。
ガッシュ:マットでやさしい不透明な色彩
ガッシュは不透明水彩絵の具です。乾くとツヤのないマットな質感になり、形がくっきりと見え、濃い色の上から明るい色を重ね塗りできます。絵本のガッシュ画は、筆跡が残り、チョークのようなやわらかなエッジになるのが特徴です。
- ランプの下のうさぎ まずランプの光を淡いベタ塗りの面として描き、その上にうさぎと本を重ねて描きます。
- 夜の庭 ページ全体を濃い青で塗りつぶし、その上に淡い色の花々や月を描き込みます。
- ステッカー風のキャラクター 小さなキャラクターを描き、周りを太い白のフチで囲んで、切り抜いて貼ったステッカーのように見せます。
- ネズミ目線のキッチン 床からの視点で、木の幹のように太いテーブルの脚や、まるで岩のように大きなパンくずを描きます。
水彩:やわらかく光を透かすタッチ
水彩絵の具は透明なので、紙の白さがそのまま光の表現になります。絵の具がにじみ合って溶け合う表情は、天気や空、静かな情景を描くのにぴったりです。
- 雨の日の散歩 空の部分を水で濡らしてグレーをにじませ、乾いたあとに小さな黄色いレインコートを描きます。
- 眠る前の窓辺 夜の深い青で塗られた家の中で、ひとつの窓だけ紙の白を残し、薄い黄色を重ねて明かりを表現します。
- 鉛筆とウォッシュの動物 鉛筆でラフに動物を描き、線を残しながら絵の具をさっとひと塗りします。手軽なアイデアはスケッチブックの絵のアイデアでも紹介しています。
- 1本の木、4つの季節 同じ木を横に4つ並べて描き、季節ごとに色だけを変えて表現します。
インクと線画:線の力で物語る
ペンや筆のインク画に、淡い水彩を重ねるスタイルです。線の表情がキャラクターの個性を生み出し、クロスハッチング(交差線)で影の深みを表現します。
- ハッチングで描く夜の街 重なり合う線だけで影を表現した夜の通り。線が密な部分ほど深い闇になります。
- にぎやかな街の広場 それぞれ違うことをしている小さな人々でいっぱいの広場。探して楽しめる細密な絵にします。
- キャラクターの三面図 正面、横、後ろからキャラクターを描き、ページが変わっても姿が一貫するように練習します。
- ワンポイントの差し色 インクのモノトーンの中に、主人公の赤いマフラーなど、1箇所だけ色を置きます。
切り絵:形と重なりでつくる立体感
切ったりちぎったりした紙を重ねて作る画面です。質感のある絵の具をあらかじめ塗った紙を使うことも多く、くっきりとした輪郭と、紙の重なりによる奥行きが生まれます。
- ちぎり絵の丘 緑の紙をちぎって細長い帯を作り、奥にいくほど小さく淡い色になるように重ねます。
- テクスチャ紙の動物 絵の具で質感をつけた紙をいくつか用意し、楕円の体、三角の耳、長いしっぽを切り抜いて組み立てます。
- シルエットの影絵 鮮やかに塗った空の背景に、黒い紙で切り抜いたシルエットを重ねて影絵劇のように仕上げます。
Tadaで写真を絵本の世界に変える
iPhoneアプリのTadaには、絵本のガッシュ画スタイルで描かれた2つのAI ルックがあります。元の写真はそのまま残し、動く手描きレイヤーを重ねます。
- Storybook Twin:被写体のとなりの空間に、ステッカー風のフチがついた手描きの小さな分身が現れます。ペットや物にもそっくりな絵本キャラが誕生します。
- Bunny Buddy:肩の後ろから、ふわふわで眠そうな大きなうさぎがお花と一緒にひょっこり顔を覗かせます。
- Tadaを開き、Add effectsをタップして写真を選びます。
- Storybook TwinまたはBunny Buddyを選び、Make itをタップします。
- 約1分でtadaが完成します。保存をタップすると、写真アプリにLive Photoとして保存されます。
AI ルックの作成にはAI tada 1 回分を使用します(初回は3回まで無料)。作成時、写真はTadaの提携AIパートナーに送信されます。初回利用時に確認画面が表示されます。詳しくはプライバシーをご覧ください。
よくある質問
絵本風イラストとはどのようなスタイルですか?
シンプルで表情豊かなキャラクター、温かみのある色彩、そして文字を入れる余白を持った表現スタイルです。主にガッシュ、水彩、インク、切り絵、またはそれらの質感を再現したデジタルブラシで描かれます。
絵本作家はどんな画材を使っていますか?
ガッシュや水彩がよく使われ、鉛筆やインクの線画と組み合わせることも一般的です。最近では、そうした画材の質感を再現したデジタルブラシを使って描くイラストレーターも多くいます。
自分の写真を絵本風のイラストにできますか?
TadaのAI ルック「Storybook Twin」を使えば、元の写真はそのままに、ガッシュ画タッチの動く絵本風キャラクターがとなりに登場します。作成にはAI tada 1 回分が必要で、生成時に写真はTadaの提携AIパートナーに送信されます。